Boundary Music Research: iPhone

今度こそ出るだろうとは思ってたiPhone。最近はブログで紹介するデジタルガジェットもあんまりなくて、つまんないなーと思ってたところでした。もうなにかをデジタル化したってだけで面白がれた時代はとっくに終わり、パソコンもネットもデジタルとかなんとか意識する事すらあんまりなくなるほど普通のものになってますが、そんな中のiPhoneの発表。

メールやブラウザ、ムービーや音楽プレーヤーといった機能だけ見れば、今の携帯でも出来るし目新しくもないけど、細かいディティールの完成度で普通の携帯電話が一気に古ーいものに見えてしまうという。これはまさにターミネーターですね。。。

こういうのを見ると個人的にはやっぱりNewton Message Padを思い出して興奮しちゃいますけど、これは当初からAppleが目指していた本当の意味での”パーソナル”な”コンピュータ”の形なんだろうと思います。昔の一体型のMacも収納して背負えるリュックみたいなキャリングケースがあったりしたから、この辺が一つの到達点なんでしょうね。究極的にパーソナルなコンピューターというのはどこにでも持ち運べて、いつでも使えるものでなければならないというのは最初のMacから一貫している。しかもそれが現れたと同時に社名から”コンピュータ”が消えてしまったという。

これが出なくても今年は音楽配信が本当の意味で爆発する年だと思ってましたが、日本でも使えるようになったらそれこそ凄いでしょうね。。2008年までに音楽配信のシェアは全体の30％弱くらいにまで成長するという予測がありますが、そのペースはもっと早く進むかもしれない。僕としては以前から配信のほうが便利だしいろいろ可能性もありそうだと思ってたので大歓迎ですが。

今や冷蔵庫や車がマイコン制御だ、なんてだれも言わないように「昔はインターネットはパソコンという専用の機械を使っていちいち接続してたもんだ」なんて話題になるんだと思います。「Appleも昔はコンピューターメーカーだったんだよねー、、」という会話がなされるようになるんでしょうね。僕がお爺ちゃんになる頃には。