最近読んだおもしろい本。荒俣宏先生も大絶賛。
実は水族館が大好きなのです。先日新潟の寺泊に行ったときも小さな水族館があったのでもちろんのぞきに行きました。地方の小さな水族館だと人がいなくていい。あの独特の薄暗さとひんやりした感じがいいんですよね。僕的にはいろいろ行った中ではやっぱり沖縄の「美ら海水族館」がベストです。水槽の規模から行くと世界最大というだけあって超ド迫力で館内もきれいだし最高。ただハイシーズンは当然人が多いようなので、冬に行くのがおすすめだと思います。
で、この本ですが水族館の裏側をスタッフの側からいろいろ書いてあっておもしろい。ポピュラーな魚ながら実は飼育が難しくてサンマとかマグロは最近になるまで水族館にはいなかった、とかジュゴンはエサが特殊だから一日5万円分くらい食費がかかって大変とか。。。昔は水槽で死んだ魚は食べちゃうことも多かったけど最近はあまり食べない、、とか。サメの水槽を掃除するのはやっぱりコワイとか。
でも最近いろんな水族館に行って思うことは、どこの水族館も同じような生き物が多くて没個性化しててつまらないってことでしょうか。この本でもそれについてちょっと触れられてますが、ニモが流行るとどこへいってもカクレクマノミだらけ、ウーパールーパーも(いまだに)どこにでもいるし、クリオネも定番化してる。ペンギンやラッコもとりあえずいるし、デンキウナギの電圧ショウも定番。
この本によるとやっぱり日本は水族館大国で全国に100カ所くらいあるそうです。各都道府県に2カ所以上もある。その割にはそこでしか見れないってものがあんまりない。飼育技術が発達したおかげでどんな環境でも再現できるようになったというのもあるんでしょう。。世界中の水族館のアクリルガラスの70%は四国のメーカーが作ってるらしく、水族館に関する技術では日本は一番らしいんですけどね。
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