Sending directly from the home

昨日で今回のアルバム収録曲の録音は終わり、今日トラックダウンも全て終了して音源に関してはめでたく完成！です。

今回はメンバーが全員一曲ずつ作曲してるので、それぞれのパーソナリティがよりダイレクトに反映された作品になりました。このアルバムは９人のメンバーがそれぞれ自分の考えるDouble Famousというものを提出し、それに対して集団としてのDouble Famousが解釈するというプロセスで製作されています。大体僕らがやるとどんな曲が来てもいつも最後にはダブフェイ印のついた変わった音楽になってアウトプットされるとは思うんですけど、とにかく今回は僕らが今出しうる限りの経験とアイデアを詰め込むことが出来たと思います。良い悪いは別としてもこれまでのダブフェイの作品以上に、よそであんまり聴いたことのない音楽ですね。こういうものが出来上がるってことは、やっぱりみんな人となりが変わってるってことなんでしょうか。9人の変人たちによる冗談みたいな本気の音楽。

レコーディングの現場はとにかくいつもみんな馬鹿なことばっかり言って笑ってます。もう14、5年も一緒にやってるからなんだか親戚というか、家族みたいな感じだし。遠慮もないぶんキツいときもありますが。。でもそうやってレコーディングした曲だけでももう60曲くらいはあるし、このバンドはどうやれば形に落とし込めるかもみんな分かってるから現場は大体気楽で楽しい。僕もいろんな他の現場にも行くことがあるけど、こういう雰囲気のレコーディング現場はあんまりないかもしれないですね。別にセンセーショナルな作品を作りたいわけでもないし、売れなきゃというプレッシャーもべつにない。僕らが面白いと思う音を集めてそれを気に入ってくれそうな人たちのところへ届けるだけ、という身の丈にあった活動しかしないからそうなるのかも知れません。

気負わず日々生活の一部として新しい音楽を試しながら生きて行くのは、悪くない人生の選択かなと思います。それを気に入ってくれる人が少なからずいるのなら、それはまた幸せっていうことです。ほんとはこうして作品が出来上がると一日もはやくいろんな人に聴いてもらいたいんですが、まだそれまでに決めなきゃいけないこともたくさんある（まだアルバムタイトルも決まってない）ので、もう少しおあずけです。最新作が発売されるのは9月！乞うご期待！

ちなみに写真は内容とはなーんの関係もないんですが、Track Downという語句をGoogleでイメージ検索してたら出てきたもの。なんでこれが出てくんのか分かんないけど、まあ「とれたどー！」って感じで。