iTunes Music Storeがいよいよ日本でも始まるという噂を聞きました。
まだ細かい話はよくわからないけど、アメリカとかよりは一曲あたりの値段はちょっと高くなるようです。現在ITMSが展開している国は17カ国。アジア圏では初めて。ただiPodの普及を見ても時間の問題ではあるとおもっていました。最近は電車とか乗っててもあの白いイヤフォンを見かけない日はないくらいですから。
ちょうどこのブログを立ち上げた頃さかんだった悪名高いCCCDもとっくに過去のものとなり、そんなに早く撤退するのなら最初からやるなよ!と思いっきりツッコミを入れたくもなりますが、国別のITMSを立ち上げなければならないのにはそれぞれの国によって権利、権益の考え方が違うためどうしようもないのでしょう。国境が関係ないのがインターネットの最大の利点であるのに、やっぱり逆行しちゃうんですね。今度は輸入権とかの考え方がこっちに流れ込んできそう。
アーティストの権利とメーカーの利益と思惑が複雑にからみあいすぎて手が出せない。作品をシンプルに広く発表したいアーティストとの思惑と、それを手軽に手に入れたいリスナーだけだったら話は早いのですが、その間で利潤を得る企業がたくさんあるからややこしくなる。流通の問題もあるし製作上の問題もあるからメーカーが無くなる訳にもいかないけど今後はその役割は大きく変わらざるをえないでしょう。ITMSは音楽の流通に対する一つの世界的なソリューションな訳で、それが成功を納めている事実を見るとレコード・メーカーはこれからほんとに大変でしょうね。システムが変わらないとそのへんは何ともならないから僕はAppleの試みは一応支持します。便利だし。他の配信にしても流通がシンプルになり、中抜きを促すようなものとして成長して行けばいいと思います。それが本来の姿だろうし。
と、さっきここまで書いてたらちょっとまった!<ITmediaの記事>ほんとこいつらときたらわけわからない。しかもこんな記事とか、なんでJASRACばっかりがそんなに儲かってんだよ!といいたくなります。CDは売れないのにJASRACだけはどんどん儲かる。そりゃITMSの登場も支持しますよねJASRACは。権利者に還元する仕方が整備されてないのに管理してる会社だけ売上が伸びて行って取り放題って。。
カフェとかのBGMからもカネ取ってるからね。ここは。でもどこでなにが流れたかなんて把握出来ないのに、取るだけはとる。その値段はなんと売り場の面積で決まってるんだそうです。それが権利者に返ってきてる形跡は全くないんですけど。「権利者を保護する為に」っていつも言ってるけど、ぜんぜんそんな守られてる感じがしないんですよねー。ITMSは歓迎するけどそれでまた、、、と思うとちょっと微妙ではあります。もうちょいこちらも学ばないとホントおかしなことになりますね。
音楽ってもっと自由なものなのにね。
Posted by: jt | Saturday, 04 June 2005 at 18:40
音楽ってもっと自由なものなのにね。
Posted by: jt | Saturday, 04 June 2005 at 18:40
いちリスナーである私個人はJASRACの態度にうんざりしていますが、現場のミュージシャンの方々は彼らの振る舞いをどのように考えられているのでしょうか?
Posted by: tmz | Wednesday, 15 June 2005 at 02:05