何日か前のエントリーにある、今回のツアーで行った神戸の巨大なサカナのオブジェ(高さ21Mもあるそうです)についてなんとなく興味がわいたのでちょこっと調べてみました。作者であるフランク・オー・ゲイリーの名前はスペインのグッゲンハイム美術館(上の写真)の作者としては知ってはいたけどそれ以上のことはあんまり知らなかったし、なんでこんなもの作ったのだろうという関心もあったし。
インターネットの百科事典”ウィキペディア”によると、あのサカナは”フィッシュ・ダンス”という作品名で、『1987年に神戸開港120年を記念して設置された。世界的建築家フランク・ゲーリー氏が設計を、同じく安藤忠雄氏が監修を担当した芸術作品である。亜鉛メッキ製金網の表面に赤錆が発生したことで、1999年に錆対策のためにとシルバーからピンクに塗り替えられていたが、「作品への侮辱」と建築家らからの批判を受け2005年に竣工当時のシルバーに戻した。』のだそうです。
あのオブジェが設置されたのが87年ということは震災の前からあったんですね。きっとその頃はバブルだったからあんなもの作れたんでしょう。しかも一時期は錆びちゃったから(海が近いからだろうけど)という理由でピンク色だったと。21Mもあるどでかい魚の置物でピンク色だったらさぞかし気持ち悪かったでしょう。で、もとのシルバーに戻したのが2005年ってことは、今年じゃないの・・・。
と、思ったその時、以前神戸にショーロ・アズーのライブで行った時ピンク色のそいつを遠目に見たことがあったことに気がついたんです。アテンドしてくれていた人が指差しながら「あの辺りにもライブ出来るカフェがあるんですよ・・・」と教えてくれたんですが、それで車の中からちらっと見て『なんか安っぽい建物だなー』と思ったのがこれだったんですねー。てっきり今回見たのが初めてだと思ってました。
僕も地方に住んでたからすぐ思ったんだけど、地方ってあり得ない所にえらくでかい自由の女神とか仏像のオブジェが立ってたりするんです。中古車屋の敷地の中とか、パチンコ屋の上とか。その時は大変失礼ながら大体そんなノリのもんだろうと思ってました。それがグッゲンハイムの人のだったとは。ピンクとシルバーじゃずいぶんな違いですね。やっぱりそりゃ怒るだろうなと思った次第。個人的にはこの作品自体は好きでも嫌いでも、、、という感じでしたが。
ちなみにこちらはフランク・オー・ゲーリーの出世作となった彼自身の家。ちゃんとしてます。
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