Boundary Music Research: National Tresure

今年は例年に増して旅をしているダブフェイですが、なんだか他の仕事だの親戚絡みだので地方に行く事も多かったりダブフェイ以外でも旅の多い年でした（まだ終わってないが）。

ダブフェイで移動する場合は、だいたいみんなで動くのであまり観光も出来ないけど、仕事で一人でどこかへ行ったりすると空き時間にあちこちぶらぶらしたり。昔はそういう時は地方のレコード屋でレア盤を物色ってのが定番でしたが最近はもうそんなことより観光です。

珍しいレコードも確かにいいんだけど、寺とか神社とか仏像とか、、国宝だの世界遺産だのに登録されてるような場所、物が持つパワーはやはりすごい。その素晴らしさに気付いて以来、近くにナショナル・トレジャー有りと聞くと一応行ってみる事にしてます。

そんなことで先週京都に行っていたので、ちょっと空き時間を見つけると即お寺へ。3日間の滞在で仕事の合間あちこち行って来ました。ホテルの近くだった西本願寺と東本願寺へ行って、周りを朝散歩したり龍安寺の石庭を眺めに行ったり。しかし今回見た中で最大の感動はやはり三十三間堂の仏像群でしょうか。

なにを今更って言われそうですが、改めて本当にすごかった。巨大な千手観音を挟んで両側に500体ずつ千体。大スペクタクルでした。ああいうのを見るとハリウッドの大作映画なんて子供の遊びにしか思えない。

これらの仏像が800年近くもそのまま残ってるのもすごいけれども、仏教が興ってから三十三間堂の仏像群が彫られるまでで既に2000年近く経っているわけなのでその時間の重みたるやすごいものがあります。

そういえば先日の福岡サンセットの帰り道に、ダブフェイみんなで車に乗ってて偶然立ち寄った瑠璃光寺というお寺にも秘仏がありました。こちらは1年に3回だけ御開帳する平安期に彫られた薬師如来像だったんんですが、東京から珍しいお客さんだからと特別に開帳してくれたという。秘仏ってそんなにカジュアルに見せていいのかなーと思いつつ、、みんなでありがたく拝ませていただく。

そこから帰って来たら、またほんとに偶然お寺でイベントをやりたいというクライアントが現れ、イベントプロデューサーとしてお寺のお坊さんと打合せしてたり。最近本当に仏教づいてるのでした。これってやはりシンクロニシティなんだろうか？