Boundary Music Research: act of folly

最近、運動不足解消もかねて家の近所をよく歩いています。僕の家の周りは多摩川が近く森林公園も大きなのが２つもあるので、歩いていても飽きない。で、昨日は二子玉川の河川敷まで歩きました。ここは毎日のように車か電車で通る場所なんですが、橋の上からだとものすごい沢山の人がバーベキューをやってるのがよく見える。身近なアウトドアだしその様子もちょっと見てみたかったので河原までおりてみました。二子玉川の東京側の河原には撮影とかでおりたことはあったんだけど、川崎側にはおりた事がなかった。

行ってみると、さっそくいるわいるわ、、すごい数の人人人。野外フェスにあるような簡易トイレがいくつか設置されているんですが、そこにフェス並みのトイレ待ちの列。。その横をとおって河原に近づくとさっそくバーベキューとか焼きそばを焼く煙の匂い。香ばしいというよりは、お祭りのテキ屋的な感じの匂いです。

そのままもっと川に近づいて行くにつれ、同時になんだか不穏な匂いが混じってきました。最初はなんの匂いかわからなかったんだけど、その正体はすぐに分かりました。橋の欄干の所に作られたゴミの集積所からもの凄い生ゴミ臭がただよってくるのです。近づいてみると大量の空き缶、ビン、食べ残し、ブルーシートやバーベキューセット、焼き網、トング、ナベ、カマの巨大な山。。

そして、そこからちょっと離れた川の上流側を見ると、枯れ草の河原になにやら白いほわほわしたものが沢山見える。ススキにしては綿っぽいなと思って近づいてみると、ほとんど全部コンビニ袋とかのビニールでした。新しいものが多いようだったので、上流から流れて来たのではなく、バーベキューに来た人達のゴミが風で飛ばされて草に引っかかってるんだと思います。＜↓この白っぽく見える点は全部コンビニ袋＞

河原の水たまりにも花火のカスとかいろんなものが浮いてて超汚い。のに、、そこに浸かって遊んでる子供がいたりして、、、。みんな勝手に地面で直火を使うから焚き火の跡だらけで汚いし、焚き火で地面に落ちた食べ残しとかゴミを燃やしてたりするから、その燃え残りのタマネギとかめがけてカラスもバサバサ飛んでる。

よくこれで楽しく食事できるなーとあまりのことにホント驚きました。焚き火ってすぐ自然に戻りそうに思われてるけど、注意しないとなかなか分解されなくて地面にダメージを与えるからそんなにいいモノでもないんですよね。。

これ反対側（東京側）はどうなってるんだっけと思って橋を渡って行ってみると、まずバーベキューや花火は禁止という掲示が目に入る。河原におりるところには公園の管理のおじさんがいて監視しているし、先日の大雨の影響で崩れてるところにもちゃんと管理の人がいてゴミを拾ったりしてる。そもそもゴミ箱もないようだしそれ以前にゴミがほとんど落ちてない。

ふたたび橋のほうに目をやると、バーベキューを終えたギャル達がクーラーボックスとかを抱えて東京側にたくさん渡って帰って行くのが見えました。多摩川自体はだいぶきれいになってきたと聞いてたし、少なくとも東京側だけ見ればそう思えるんだけど、同じ川をはさんでほんの数百メートル橋を渡ればえらい違い。

バーベキューや花火が解禁されてるのは別にいいけど少なくともゴミは完全に持ち帰らせるとかしないと。。毎週末の夏のバーベキューだけでどれだけ汚染されるかと思うとかなり暗い気持ちになります。上の写真の状態でちょっと雨がふって増水したら全部流れて行っちゃう訳だし。

自分の管轄の河原だけ、とかじゃなくて川はひとつなんだから両側で一括して管理しないとダメなんじゃないかとか思ったり。まあその前に川崎市がなんとかしないとなー。いくらなんでもあの野放し状態はちょっと酷すぎる。

4 Comments

キャンプ好きとして、
というより根本的に人として目に余る光景ですね。
某ブログでは先日の台風で増水した状態でもココの河川では子供が中州にまで行って遊んでいる状態だったと書かれていました。
時を同じくして上流では事故が起こったばかりだったとか…。
この話はそのままお店のブログに転載したい内容です。
より多くの人の目に留めてもらいたいですね。

Posted by: まゆげ | Monday, 17 September 2007 at 19:23