先日オーチャードホールに来ていたマリーザ・モンチを観に行った。彼女のステージはもうオープニングの演出から最後のハプニングまで完璧。泣けました。
まずオープニングで完全暗転の中一曲を歌いきり、あまりにも演奏のクオリティが高いので「これってCD?」と思ったところ最後の一フレーズだけ証明があたり歌ってる姿があらわになるという演出。でその後もシンプルながら美しいステージングをこなしつつ、曲によっては掃除機をSEに使ったり、サンプルを流したりと遊びも満点。
最後にはバラードで「みんな携帯電話を出して!」と呼びかけ、よくライターとかで観客がやるようなやつを携帯でやらせるという独創的な演出まで。。みんなが携帯をふってる様子をマリーザが「ビューティフォー」っていうから振り返ってみると確かにきれいだった。あのホールに何千人はいるのか知らないけど、みんなが携帯をかざしてる姿はちょっとしたモダンアートのようでした。
ただ、、、その後がひどかった。次の曲になるやもの凄い勢いでフラッシュが。。。僕の意見としては、せっかくお金を払って来たイベントなんだから、思い出に写真を撮って帰りたいというのはいいと思います。へんな利用の仕方さえしなければ、ブログやミクシイなんかで公開してもいいと思う。けどフラッシュは酷い。あんなにバチバチフラッシュたかれちゃうと全然ステージに集中出来ないし目も痛い。それとこれとは話が違うと思うんだけど。。。
取材で行ったU2のライブも携帯OKだった。それはメールを送ると、ボノからのメッセージと、世界人権宣言が送られてくるという仕掛けだったけど。たしかにキレイはキレイだった。
フラッシュなんかステージに届かんっていうのがたぶんわかってないんだろうね。
昔、三日月に向かって「わーキレイ!」ってフラッシュたいているおばさんがいたけど、月には届かんし、届いたら満月になるね。
Posted by: いのうえ | Saturday, 02 June 2007 at 13:12
なんかね、携帯のディスプレイをみんながかざすことでステージのアーティストにメッセージを送る、携帯っていうコミュニケーション・ツールの新しい使い方というか、一瞬感動したんだよなー。
れ
実際に奇麗だったし。でその情景を写真に撮ってそれについてみんなが思った事をウェブで話合うってのも悪くない。
でもすごく静かな繊細な曲の途中で『ガシャッ!』とか音をならすのはどうかと思うし、ステージに集中したい時に横でビシバシフラッシュはねぇ。。それぞれの品格の問題だと思いますけど。。
外国人もかなり多かったけど、やってるのはみたところ日本人ガイジンとわずでした。
Posted by: sstp | Saturday, 02 June 2007 at 15:28