音楽ギョーカイというのは実に不思議なところだとつくづく思う。世の中にいろんな産業がある中でこれほどちゃんと食えない人が集まってる産業というのも珍しいし、その仕事に従事してる人がもっとも多く音楽を消費しているというのも珍しいかもしれない。
レコードを世の中で一番買う人達の集まりが音楽業界というところで、これは他の産業にはちょっと見られない現象なんじゃなかろうか。音楽の作り手を見ても純粋に音楽だけで食える人なんてほんとうに少なくて、ほとんどはまた食えない音楽家を育てることで生計を立てているという不思議な矛盾。
これは別に批判とかしてるわけじゃなくて、自分も思いっきりその中のひとりだからしょうがないなーくらいな感じでもあるわけです。音楽はやってれば楽しいし、お金の事さえ考えなければたしかにココロは豊かになるようにも思うからいいんですが。。
そして音楽業界というのはまわりを見渡してもやたら忙しい人が多い。なんでそこまで、、と言いたくなるくらいみんな忙しそうにしている。そうするとみんなレコードショップに行く時間もなくなったりするわけですが、今や24時間ネットでダウンロードしたりアマゾンで買ったり、いくらでもチャネルがあるから物理的な距離や時間はもうほとんど関係もなくなった。
僕などは夜中に酔っぱらっている時に「今あれ聴きたい」なんてことになるとついポチっとしていつの間にか買ってたり、、ってことも多い。数日後アマゾンから家に届いて「これ買ったっけ??」なんて。
そんな感じで今日も届いたCDの中の一枚。アンティバラス・アフロビート・オーケストラのANTIレーベル移籍第一弾。プロデューサーはトータスのジョン・マッケンタイア。ここまで読んだだけで夜中に思わずポチッとしちゃった一枚ですが、ポチりがいがありました。かっこいいです。
え゛。すみません、たびたび。これまた私もちょうどチェックしていたアルバムです。奇遇すぎて怖い。。(笑)
たしかに、音楽業界は業界人の消費率が高いかもしれませんが、世の中にはコレクターと呼ばれる人たちもいますからね。あの人たちにはかないません。
Posted by: TO | Monday, 12 March 2007 at 22:04
(笑)
AntibalasとかFela/Femi Kutiのアフロビートはジムで走る時とかに聴くと意外といいんです。苦しくなってくると今度はJBとか。僕的にはファンク系がやる気でるんですよねー。
コレクターという人種はいますね確かに。しかし未来のコレクターってのはどうなるんでしょうね。めっちゃくちゃデータを集めたりするんでしょうか。。
Posted by: sstp | Tuesday, 13 March 2007 at 02:43