下のエントリーにあるソトコトの鼎談の時、実際の収録はビクターの会議室でやったんですが、雑誌に掲載されている写真はさすがに会議室はなかろうということで、渋谷にあるラテン/ワールド系の今や総本山、エル・スール・レコードにお邪魔して撮影しました。
僕らが撮影していた時間はすでに営業は終わっていたんですが、撮影しながらそばの棚を見るともうよだれの出るような品揃え。僕にとってエル・スールはあまりに危険なのでなるべく行かないようにしているレコード屋さんなのです。しかしなかなかゆっくりとレコードショップにも行けない昨今なので、オーナーにお願いして1枚だけ売ってもらったのがこのCD。
メキシコのクンビア・シーン反逆のトラディショナリスト(エル・スールのコメントより)セルソ・ピナの新作です。僕なんかがなにを書くよりエル・スールのコメントが素晴らしいのでちょっと引用します。
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クンビア・シーン反逆のトラディショナリスト面目躍如!先にIRMAレーベルからリリースされ、大きな話題をさらったクンビア・コンピレーション=COLORS2曲目のブッ飛びアシッド&トラディショナル・クンビアを演じているのはこの人!ホーンセクション導入前のアコーディオン・クンビア&ノルテーニョ系コンフント・スタイルを現在に再現するガンコ者〜でありながら、本アルバム2001年作から、若手プロデューサーを迎え、アーシーかつディープな中南米クンビアを展開するばかりか、バジェナートやブラジル・ノルデスチ音楽、ポルカ、スカにも挑戦〜往年のテックスメックス系アコーディオン奏者=スティーヴ・ジョーダンを彷彿とさせてくれるような存在感です。クンビア・リバイバルというより、クンビア・サバイバルの急先鋒はコイツだ!と、今更ですが、オススメしましょう!メキシコはじめUSチカーノ、ペルー、そしてコロンビアでも大きな人気を掴み〜アコーディオン復権の狼煙をあげたヒット・アルバム!
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これは2001年のアルバムBARRIO BRAVOにつけられたコメントですが、その中にもある通りこのアルバムから若手プロデューサーを起用してサウンドが明らかに若々しくなってます。そしてこの最新作。ここ最近のライ・クーダーやキャレキシコにも通じるアメリカ西海岸からメキシコへとつづく越境音楽の真骨頂となってます。
あ!私もちょうどこのアルバムを買おうと思っていたところでした!なんという奇遇。Colorsのあのトラックはかっこいいですよねー。チェ・ゲバラのようなこのジャケ写もいかしてます。
あと、前の日記に書いてあったタワレコ新宿でのトークって30日じゃなくて31日ですよね?
Posted by: TO | Sunday, 11 March 2007 at 13:46
このアルバム、かなりいいですよー。ピナさんはここ数年だんだんカッコ良くなってる気がします。ジャケットのデザインも。前は結構、、、すごかったんで(笑)。
サラームさんとのトーク、、確かに31日でした。。危なく前日に行っちゃうところでした。。ご指摘ありがとうございます(笑)
Posted by: sstp | Sunday, 11 March 2007 at 18:51