これは驚いた。そういえば、あのJBズの歌姫。ソウル・ディーバ、マーヴァ・ホイットニーが日本に来てるみたいな話はチラ聞きしてたんですが、その滞在中にこんなアルバムを作ってたとは。36年ぶりのニューアルバムってことですが、なにも言われずに聴いたら完全に60年代後半のJB'sをバックに歌ってる作品のデッドストックとしか思えない。21世紀の今、そのバックを務めてるのは100%ジャパニーズファンクバンド、オーサカモノレールなんですが。
そのオーサカ・モノレールのライブを聴いてていつも思うけど、とにかく彼らは60年代後期のJBを愛しすぎて突き抜けてしまっているという、愛し方こだわり方が尋常じゃない。当時のオリジナルJB'sに在籍していたマーヴァ自身が音源を聴かされて、その演奏を日本人がやっているとはしばらく信じなかったというのもさもありなんという感じ。
よくヴィンテージのジーンズを研究しつくして、新品なのにホンモノ以上に素晴らしいのを開発しちゃうジーンズメーカーとかありますが、それに近いのかもしれない。そのレベルが高すぎてアートになってるという現象。ここまでくるとなんだかシンディ・シャーマン的な現代アートの語法にも似たものを感じるっていったら言い過ぎかな。。。。
まあそんなごちゃごちゃ考えなくてもこの作品は素直に素晴らしいと思います。伝統芸能というか、こういうことを今できるバンドは確かにオーサカモノレールしかいない。どファンクって久々に聴いたけどやっぱり興奮しちゃうなー。
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