今日のトニー・アレンLive@UNIT。いやー素晴らしい演奏でした。ホント凄かった。一番すごかったのは、ライブ中トニーがスティックを落としたとき。僕はDJブースにいたので角度的にちょうど良く見えたんですが、、ぽろっとスティック落としたのを見て僕が「あっ!」と思った瞬間、トニーはその手を見ようともしなかったのにいつの間にか手の中には落としたスティックが!で、何事も無かったのように叩き続け、その間グルーヴはほんのちょっとのゆらぎもせず。
アメリカの大統領が大事な事を占師とかに聞いて決めてる、みたいな都市伝説がありますが、トニー・アレンはその占師/魔術師だと思う。フェラ・クティというファンキー大統領の音楽がハイライフからアフロビートへ進化したのはトニーがいなかったらあり得ない。ビートの魔術師というのは単なる異名じゃなく本当です。
ライブが終わった後もアフロビートの呪いをかけられたオーディエンスはなかなか出口へ向かわず。僕もこんなに楽しくDJをできたのは初めてかもというくらいでした。別にそんな大した事をしてたわけではないですが。。
そして会場を見渡すと、究極のミュージシャンズ、ミュージシャン、ドラムマスターだけに、これでもかというくらいミュージシャンだらけ。全体的にはお客さんはあんまり多くなかったけど今日こういう演奏をわざわざ見に来た人達はお客さんズ、お客さん。見る側から言えば余裕のある空間で見れたし、ラッキーだったんじゃないでしょうか。
トニーのバンドは以前、朝霧で見たときより編成も良くて、とてもインテリジェントな感じ。イベントが終わった時はアタマもカラダもほぐされちゃって、整体にでも行った後みたいな爽快感がありました。今日のライブみたいなのを「いい音楽」というのだと思います。こういうのを見るとほんと音楽のそばで生きてて良かったと思っちゃうんですよねー。
ところで、、まったくなんの関係ないけど、、、このエントリを今ケーブルでやってるシャーデーのライブを見ながら書いてるんですが、このヒトも本当に素敵な人ですね。洒落たことをやってる人って大体キツイ人が多いんですけど、その中でも世界レベルの超お洒落な音楽をやってるのに、この人に限ってはなぜかいい人そうな気がする。友達になってくれそう(そんなわけないが)。
僕が10何年か前初めて渋谷のクラブクアトロのステージに出たとき、前日シャーデーがライブやっててとても興奮したことを思い出しました。「シャーデー姉さんの使ったマイクどれだ?」なんて騒いじゃったりして。。ただのバカでした。
>アフロビートの呪いをかけられたオーディエンス
これって私たちのことですね(苦笑)。スタッフの人たちは「早く撤収させろ」と思っていただろうに、と後からものすごく心配になりました。すいませんでした。でも特に連れの人が完全に「入って」しまってまして(笑)。しかしあれぐらいのテンポの曲にあわせて踊るの、すごく気持ちよかった!選曲も良かったですし。
一緒に行った友人たちは皆トニー・アレンの音楽を聞くのは初めてだったのですが、全員絶賛してました。フェミ・クティみたいな爆発力はないんですけど、いぶし銀のグルーヴがあって、すごくいいライブでしたね。
Posted by: topaz | Saturday, 30 September 2006 at 22:33
スタッフのほうはべつに大丈夫ですよ(笑)。トニーアレンのライブが結構まいて終わってしまったので、本来のタイムテーブル以内でしたから。逆に気を使わせてしまってすみませんでした。。。
>アフロビートの呪いをかけられたオーディエンス
は僕がまさにそうで、家に帰って寝るまであのツカツカツカツカドドツカパタツカ・・・・ってあの独特のリズムが頭から離れなくて困りました。。。
Posted by: sstp | Monday, 02 October 2006 at 20:38
dekiru kotonara sade ni naritai to omou kyou konogoro.
Posted by: kaya | Saturday, 07 October 2006 at 02:44
Kaya>
な、なんだと!?
Posted by: sstp | Tuesday, 10 October 2006 at 13:00