スパイラルのレーベル"farlove"から9月1日にリリースされる、ダブルフェイマスの新録7インチ"Happy Birthday to You"。誕生日の時に古今東西誰もが歌うあの歌のカヴァーです。
カップリングはナオミ&ゴローの同じく”ハッピーバースデイ”9月にリリースされるのは、アナログ7インチのみですが、CDは様々なアーティストのバージョン(全部ハッピーバースデイ)6曲入りで11月発売。
今日はそのCD用のマスタリングに立ち会ってきました。アナログとCDではマスタリング(ミックスが終わったマスターを製品にするための仕上げの作業)もそれぞれ用に別にやります。出来上がったアナログは実にアナログらしい柔らかい音になってましたが、CD用はちょっとぱりっとするように若干だけ雰囲気が変わりました。
このマスタリングという作業は新しい音源を作るたびに大体立ち会いますが、見ているととても不思議な作業です。録音とかミックスの作業だとやってることがわかりやすいんですが、マスタリングは機材も少ないし(マスタリングルームってだいたい広々してるだけで、スピーカーとちょっとの機材以外なにも置いてないところもある)一見エンジニアがなにをやってるのかよく分からない。
でもやる前と後ではもうぜんぜん別物みたいに音が変わる事もあります。なんというか、、くもりがある宝石の原石を磨いてピカピカにするような雰囲気。作業自体が魔法っぽいんですが、マスタリング・エンジニアの人も変わってる人が多いような気がする。
コンサート・エンジニアは大工さんみたいなノリの人が多いし、レコーディング・エンジニアはクリエーター然としてる人が多い。それに比べると何故かマスタリング・エンジニアは占い師とかの雰囲気に近いような、、、勝手な思い込みですが。
実際、電源のケーブルの話ばかりしてるとか、機材の上に文鎮みたいなのをやたら乗っけてるとか(この辺まではまだ分かる)、部屋のここに水晶を置くと音が変わるとか、天井からぬいぐるみみたいなのを吊るしてる、、、、、とか。作業工程がぱっと分かりづらいからミステリアスに見えるのかなー。
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