のバーチャル版ソフトウェア、プロペラヘッズのRebirth。
1997年にリリースされたこのソフトはまだバーチャルシンセとかがほとんどない頃に発表されてかなりの話題を呼びました。音もちゃんとしてたし。ローランドのTR-808にその後継機TR-909とRB-303が2台分入ってエフェクトもついているという構成で、使い勝手は実機とだいたい同じ。このソフトのversion2.0の発売当時これを使ってみたくてPowerBookG3を買った覚えがあります。808の実機だとPowerBookの何倍も大きさがあるから、それの何台分かがCD-Rom一枚になってパソコンで動くなんてスゲーと思ったものでした。今はたいていのヴィンテージシンセはヴァーチャル化されてますけども。TR-808はツウっぽくいうと”ヤオヤ”なんて呼ばれてて、あの”808ステイト”も確かこれから名前をとったはず。その独特の音色はテクノだけでなく色んな音楽に使われてるので、特にカウベルの音なんて誰でも一度はどこかで聴いた事あると思います。
その後RebirthはアップデートもせずなかなかOSXにも対応しないなーと思っていたら、製造元のプロペラヘッズが開発を中止して、なんとフリーウェアとして提供することになったというニュース。
そのニュース自体はちょっと前ですが、今日気づいてダウンロードしてしばらくウニウニ遊んでました。OSXに対応してから開発を終了したのかと思いきや、ただMacのクラシック環境で動くだけだったけど充分使えます。もちろんウインドウズ版もあり。インターフェースも当然当時のままで懐かしい。とうとうこういうソフトにも懐かしさを感じるようになったかーと感慨深い出来事でした。
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