エレクトロニカというのか、、そっち側と括られてしまうジャンルの音の中では最も好きなBOADS OF CANADAのニューアルバム。前作「Geogaddi」(セカンドアルバム)はなんとなくピンとこなかったんだけど、この新しいやつは良かったです。セカンドアルバムはファースト「Music Has Right To Children」が衝撃的に素晴らしく、その後に聴いちゃったんでいまいちな気がしてるだけかも知れない。
この人達はエレクトロニカと言われているけど、その音は実にアナログ感にあふれててあったかい。今回の作品は中でもアコースティックな雰囲気が一番あるように思ったら、ギターとか自分で弾いてそれをサンプリングしたりして作ってるらしいです。
彼らの音楽にはなにがどうってことはないんだけど、なんだか懐かしい空気が充満しています。デジタル・ビデオではなく8mmフィルムの世界。ジャケットがそんな風に出来てるからそう感じるんだろうけど、アートワークと内容がぴったり一致してて全体が一つの作品として成り立ってる好例だと思います。ただ今回のはファーストにジャケットの色合いが似てるので、あんまり良く知らなかったら間違えて買っちゃいそう。ジャケットはファーストの方がいいですけど、音楽的な内容は今回のほうがいいような気がします。
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