Brasilから越境アーティストRamiro Musotto(ハミロ・ムソット)が来日!
今日と明日UNITでライブをやってます。この人の音楽打ち込みと映像にあわせて5人のメンバーでパーカッションをたたきまくるんだけど、ただやたらめったらにやってんじゃなくて緻密に作り込まれてて音楽性が高い。ハミロはメインはビリンバウ奏者ですが、皮もののパーカッションからドラムセット、プログラミングまでこなします。打ち込みでブラジルものっていうとちょっと前に流行ったジャズっぽいのを想像するかもしれないけど、もっとプリミティブかつエレクトロニカな感じ。この人はもともとアルゼンチンの人でわざわざバイーアに移り住んで音楽活動をしてるので、やっぱりブラジルどっぷりとはちょっと違う。
ブラジル人が思いっきり電気楽器を使ってやると時としてサンバ馬鹿(失礼。。)みたくなっちゃうのもあるけど、わりとクールにリズムを解釈してる感じがあります。越境感があるというか。テクノやヒップホップ、ドラムンベースなどのリズムを縦横に交えつつ、映像が全面にフィーチャーされててとてもブラジルのそのまた辺境で発想されたものとは思えないモダンさです。フアナ・モリーナとかアルゼンチンには音響派なんて言われる人たちもいるくらいだし、アルゼンチン人には中南米でもちょっと独特な感覚があるのかも知れません。ダブフェイもやってる古いブラジルの曲をやってたりとかなり古い音楽にも精通してるなという気がします。今のブラジル人はそんな曲知らないはず。明日もライブやってますが、明後日はこの人のビリンバウとサンバヘギ(Samba Reggae)のワークショップもあるのでぼくも習ってこようと思ってます。
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