ここ数日東京から逃亡。
8月はダブフェイのライブもないしちょっと時間が出来たので半ば強引に逃避して新潟県の寺泊という小さな漁村に行ってました。何カ所か海水浴場とかもあるんですが、特に東京からわざわざ行くような所でもないので全体的にのんびりしていて人も少ない。観光地としての売りといっても港があるから魚が美味しいとか日本海に沈む夕日が見れるとかっていうくらいで、夜は7時過ぎるとほぼ全てのお店も閉まっちゃって深夜までやってるコンビニもないくらいの土地でした。
ちょうど着いた日には花火大会が開かれていてそれを眺めたり。ちいさな花火大会で一発上げるごとに提供してる地元の企業の名前を読み上げてからもう一発というこれまたのんびりしたものでとても良かったです。あとは日がな一日ぼけーっと砂浜で昼寝して時々海に入ったりするだけの毎日。日が暮れると近くの温泉に行ってまただらーっと。温泉から上がった後のビールがおいしすぎて3キロも太ってしまいました。。。
なんでわざわざそんな小さな街に行ってたのかというと、知り合いの海の家みたいなマンションを数日借りられたからなんですが、去年行った屋久島といい何もない所に行くっていうのはなかなかいいものです。屋久島よりももっと見る所が少ないのであれをやろうとか、これを見とこうとかなくて本当に疲れない。屋久島に行ったときはついつい屋久杉を見に山に登ったりしちゃったし。住むとなると話は別だけど、情報がないっていう気持ちよさは確実にあります。何かをしに行くのではなくなーんにもしないことをしに行くってのはお金もかからないし、よっぽど贅沢。
行ってた間はずーっと晴れてて夕日も良かったんだけど、帰る日の朝突然狂ったように雨が降り始めて、あっという間に道路が冠水。おまけに竜巻までおこって停電になったり大変だったみたいです。「みたい」というのはその間車で移動してたのでなにがおこっているのかよくわからなかったのです。みちみち走っているうちにだんだん渋滞し始め、道が通行止めになり、しまいには信号が全部消え、竜巻で屋根が吹き飛んだ家に消防車が集まってたり、電力会社の車がやたらと走ってたりしてるのを見て「なんかあったのかな?」なんて思ってたくらい。後で聞いた所どうも竜巻のすぐ後ろを同じコースで走ってたみたいでした。竜巻の前にいて頭上を通過しようもんなら大変だったのかもしれません。結構大きな工場の屋根が全部吹き飛んでたのを見たから実はやばかったのかも。混乱のさなかにいるとなかなか全体像って把握出来ないからぜんぜんぴんとこないんですよね。こういうのって東京ではニュースにならなかったのかな。燕三条っていう街でiPodの裏面のピカピカを作ってる工場のあたりを通過してた時の出来事でした。
そんなこんなで予定とかそういう概念自体がすっとんでしまうような数日だったのですが、明日は西麻布イエローでオルケスタ・デラルスのライブイベントでDJをしています。なんかギャップが激しすぎてちゃんとできるか心配。。。実際さっき帰ってくるまで明日だなんてきれーいに忘れてました。。。一応Macは持って行ってたんだけどどこを探してもインターネットの「イ」もないようなところなんであきらめて結局一度も電源は入れなかった。おかげで先ほど家に帰ってきて電源を入れたとたん150件くらいメールが来てていきなりメーラーが落ちてしまってがっくり。情報ゼロからマックスへ。。疲れるなー。
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