アポロの月面着陸の記念日に僕が生まれたこと(正確に言うと僕の誕生はその2年後)とは当然なんの関係もないのですが、SF映画は大好きで今でもよく見ます。その中でも僕にとって一番の傑作は、誰がなんと言おうともやっぱり”2001年宇宙の旅”です。
”2001年〜”関連の本は大体読んだし、ポスターやらビデオやら随分と買い漁ったりもしました。映画は”2001年〜”の後”2010年〜”という駄作を生んだところで終わっていますが、”2001年〜”から始まったアーサー・C・クラークの原作は、その後2010年、2061年と続き、”3001年終局への旅”というところまで続いています。正直言って小説版の続編もそんなに面白いとは思わないんだけど。
しかし映画版も含めもうあんな桁違いな傑作は生まれないのかなと思うとちょっと寂しいですね。映画”2001年宇宙の旅”は映像や音響の素晴らしさはいわずもがな、宇宙船やその内部インテリアを始め登場人物が着ているコスチュームや持っている小道具に至るまで、現代から見るとミッドセンチュリーに見える雰囲気も含め(映画の公開は68年)ディティールのすべてが素晴らしい。
ブライアン・デ・パルマの”ミッション・トウ・マーズ”(残念ながら駄作)や最近公開されたソダーバーグの”ソラリス”(惜しくも佳作。この人は佳作ばっかりのような気もするけど)なんかも影響されてる、というか意識してるようなディティールはあるけど、やっぱりあの域には達していないと思います。”2001年”から比べると”スター・ウォーズ”なんかもどうしても子供の映画に見えてしまいます。CGばりばりの最近のものよりは、昔の3部作のほうがまだいいけど。
”2001年”は徹底した科学考証でも有名で、その辺りをついた本(HAL伝説)などもテーマが秀逸であるだけに面白い。等々・・・・。
”2001年”に関しては止まらなくなってしまうのでこの辺で終わりにしますが、MacOSXを使ってる人にはKonfabulatorのWidgetで左の画像のようなHAL9000の声で時間を告げるタイマーソフトが出ています。これがデスクトップにあるだけで結構いい気分。僕は深夜カップヌードルの時間を計る時なんかによく使ってます。ボーマン船長気分に浸れます。
なんでいきなりこんなことを長々と書き出したかというと、昨日のエントリで意味もなくダースベイダーの画像を入れたら思い出した、というだけなのですが。夜中にちょっと時間があったので。。
Recent Comments