今日で今回のレコーディングも3日目。ひとまずの最終日。今日はこの2日間で録った曲のミックスダウンの日。ナイスな人柄で知られる(?)レコーディング・エンジニアのトクノウ君が全体のバランスを整える作業をしてくれている間僕らはあんまりすることもなく、残りの数曲はまた来月スタジオに入ってレコーディングするためそのスケジュールを練ったり、次に録る曲の構成の確認で練習をしたり、今後のライブについて話し合ったり、みんな持ってくる最近気に入ってるCDを聴いたりDVDを見たりしてました。
これでこれまでに通算7曲が仕上がったことになりますが、これまでに増して不思議な音楽が生まれつつあるという気がします。僕もだいぶいろんな音楽を聴く方だと思うんですが、あんまり他でこういう音楽は聴いたことないかなーと思いますね。自分で言うのもなんだけど、とにかくどこの国の人がやってんのかよくわからない。といって日本人ぽくないかといえばそんなこともなく、なんなんでこうなるんだろうと思ってしまいます。自分でやっててそう思うんだから多分僕らのパーソナリティを知らない人が聴いたらとても不思議な気持ちになるんじゃないでしょうか。前作を聴いてくれている人たちの間でも、賛否両論はあるでしょうね。恐らく。毎回そうだけど、今回も特にコンセプトがあるわけではないです。ただ9人のメンバーがもれなく1曲ずつ作曲してるというのが今までと違う部分ではあるんですが、ほとんどがオリジナル曲だけに全体像が見えてくると時空のねじれがどんどんと深まってくる。
初対面の人から「どういう音楽をやってるんですか?」とよーーく聞かれるんですが、ダブルフェイマスに関してはその質問くらい困るものはないです。本当に説明できない。ラテンぽいとはよく言われるし、自分たちもどっちかといえばそっちですかね、なんて適当に答えますがそれはただラテンの楽器を使ってるというだけで、別にラテン音楽をやりたいというわけでもないし。メンバーがみんな聴くのは好きだからそういう部分は出てくるだろうというだけで、それ以上のものでは決してないし。なんとなく近い感じのバンドに思いめぐらすと49AmericansとかFlying LizardsとかGeneral Strikeとかニューウェイブ期のバンドは思い浮かぶんだけど。。。
あーそれで思い出した。そういえばデヴィッド・トゥープとデヴィッド・カニンガム、スティーブ・ベレスフォードがやってたGeneral Strikeの”Danger in Paradise”というアルバムは大傑作。超おすすめです。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。ニューウェイブの頃の”デヴィッド”は大体いい仕事してる人が多いですね。バーンしかり、シルヴィアンしかり。ボウイってのもいるけど、ニューウェイブではないか。中でもトゥープとカニンガムは僕の人生のお手本の中の2人です。尊敬。
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