夕べはUNITでデトロイトの鬼才セオ・パリッシュのイベントをやってました。セオはデトロイト・テクノ/ハウスのプロデューサーとして知られてますがそのDJは、ラテンやジャズ、ファンク、R&Bから現代音楽、テクノ、ハウスまでと超ノンジャンルな選曲。黒人のDJってのはどのジャンルの人でも本当にいろんな曲をかける。そういえばアフリカ・バンバータもレゲトンとかかけてたし、あまりそのへんにこだわりはないみたい。
日本人のDJとかだとキレイにきちっとピッチを合わせて繋ぐところもぜんぜんラフで、フィルターとミックスだけでがんがんかけていくという荒っぽさ。でもめちゃくちゃ盛り上がるしみてても面白かった。
一方、今日は日本のテクノDJ、田中フミヤのDJをUNITで見る。フミヤくんは最近DJプレイを収録したドキュメンタリーDVDを出したんですが、その内容がすごい。ヘッドセットをつけてDJ中に考えてる事をずーっとしゃべってるのです。「この展開なら次はこういう感じでいこうかな、、」みたいなのをDJの手元の映像とともにぶつぶつ。。
今日のイベントはリリースパーティってことでそれのリアルタイム版。場内に映し出される映像もDVDのまんま。観客はDJとともに、フミヤくんがしゃべってることも後ろのほうに行くと聴こえるようになってる。セオとはまったく違うアプローチだけどこれはこれですごく面白い。
「次はベースでつないで行こうかな」なんていうとそれだけで客もワーって盛り上がってたり。一見教則ビデオっぽい感じもするけど、べつにやり方を教えてるわけじゃなくてその時考えてることをしゃべる事でアウトプットしてるということなんで、これはホントの脳内メーカーですね。
ぜんぜん関係ないけど、この写真は昨日のイベント終了後協賛についてたNewBalanceの展示用の巨大スニーカーを搬出してる様子。こびとみたいでかわいい。ほんとうのスニーカーと同じ素材になってて、作るのに300万くらいするんだそうです。。
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