ティーンエイジャーの頃から今年まで、あれほど吸い続けたタバコをやめてようやく半年が経ちました。いざやめてみるとやめる前に思っていた禁断症状もなく、ぷっつりと半年間一本も吸わずにいます。やめてしばらくはちょっと眠くなったりとかしてましたがその程度。それ以上は特に自覚症状らしきものは気づきませんでした。
もちろん個人差はあるでしょうが、タバコの禁断症状ってのはかなりの部分精神的／心理的なもので、科学的／物理的な部分は人が思っているより少ないように思います。自分がどういう状況で煙草を吸いたくなるかじっくり観察すると大体シチュエーションで吸いたくなる。
例えば車に乗ってるときによく吸ってたとか、食後や風呂上がりには必ず一本吸ってた、、、とか。あとはテレビや映画でタバコを吸うシーンを見たときとか。そういう『シチュエーション』が喫煙の衝動を喚起する。そのタイミングの時だけちょっと我慢すれば、吸いたい衝動は去って行くので、一日に数回ちょっと押さえるだけで結局吸わずにいられる。いつまで続くかは分からないけど、今のところそれで半年続いてます。
そう言う意味では、世界的にタバコのCMが禁じられる方向にあるのは正解だと思います。みんなをやめさせたければ、そういうイメージとシチュエーション、タイミングを無くしていけばいい。ちょっとした待ち時間とかも吸いたくなるタイミングなんでオフィスや駅なんかも強制的に禁煙になってる昨今、タバコをやめたい人にとってはやめやすい環境は整ってると思います。
タバコをやめてからは寝起きも良くなって、あんまり二日酔いにもならなくなりました。ライターとかポケットの荷物が減って、かわりに小銭がたまるようになり、夜中や山の中でタバコを切らしてそわそわする事も無くなりました。吸わない人と一緒にいたりしても気にならないし、初対面の人と会っていてタバコで気を使う事も無くなりました。タバコのCMはマナー広告のみとかって言っているけど、理屈で考えればマナーを気にするんならやめるしかない。そしてなによりご飯がおいしくなった。
これはもの凄く実感出来ました。ということで呑みに行っても今まではタバコを吸っていた時間で食べる食べる。。。必然的に消費するカロリーより摂取するほうが上回り続け、この半年でなんと8キロ近くも太ってしまいました。。。
自分ではあんまり気づいていなかったんですが、フジロックのライブ収録のビデオを見てさすがに愕然／反省。。いくらなんでもこれはマズイと思って運動に励むようになった次第。あちらを立てればこちらが立たず。今は月にタバコ代に使っていた分のお金はジムに払っているという。タバコを吸うだけで痩せてるんなら吸ってた方が良かったんじゃないか、、みたいな気がしなくもなかったりして。。。。
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