西海岸を中心に活動するトラックメイカー、”コサイナー”と、SHING02の作品に参加するギタリストであり詩人の”キャピタル”のコラボレーションによるアルバム。僕はこの作品についてほとんど予備知識もなく、ただ友達に「良いよ」と言われたので聴いてみたら本当によかった。
コサイナーはもともとヒップホップ系のトラックメイカーですが、この作品ではほとんどブレイクビーツ的なドシドシした音はあまり入っておらず、かなり控え目なトラックメイキングに徹してます。で、ところどころでビブラフォンの音など交えつつ、味わい深いアコースティックギターが全編に渡ってフィーチャーされています。
前に紹介したボーズ・オブ・カナダの新作にも通じるテイストがありますが、もっと素直というかトミー・ゲレロのファーストとかに近いリラックスした雰囲気があって気持ちいい。地味ながらなにげに傑作。
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