元ポラリスのドラムだった坂田学君のソロ作品。これはGrapefruitmoonというライブハウスでやったライブ録音なんだそうです。まったく一人でドラム/エレクトロニクスをはじめとするいろんな楽器を操るスタイルは青柳のKama Ainaにも似てますが、坂田君の場合彼の出す音をDub MasterXがダブミキシングしてたりして、よりDub/Electronicaよりな展開。
Dub MasterX宮崎さんといえば言わずと知れた元Mute Beatのメンバーであり、日本のダブミキサーの第一人者。彼の前に日本にはそういう人っていなかったから、Mute Beatというバンドを初めて知ったときエンジニアがステージ上にいてダブミックスをするというスタイルがとにかくクールだと思ったものでした。
このアルバムはGradationというタイトルどおり、浮遊感のある音像がだんだん重なっていってそこに坂田君のドラミングがかぶってくるというスリリングな内容。このアルバムはライブをラフに録ったとは思えないくらいきれいな音で収録されてて驚きます。そこはエンジニアがステージ上に参加してるゆえか。勿論演奏が確かだというのが前提ですが、なんかアンビエントとかエレクトロニカをやろうという力みがなくて、素直に演奏してる感じがとてもいい感じだと思いました。
僕は彼とは畠山のグローリア・チャペルでやったライブの時に一緒になって初めて会ったんですが、彼のソロライブを見たりアルバムを聴いたりしているうちに、なにか一緒に出来ないかなーと思って、今6月4日UNITでFour Tetとのイベントを企画中(もう情報公開してるのでチェックしてみてください)。Four Tetについてはまた改めて書こうと思います。
Recent Comments