エドガー‘ジョーンズ’ジョーンズの最新作。ちょっと前にサンプル盤を貰ってたのですが、なかなか聴く時間がなく昨日になってようやく聴きました。で、聴いてびっくり。ものすごい良かった。なんかラテンプレイボーイズを初めて聴いた時に似た衝撃がありました。音楽的にはそんなに似てる訳ではないけど。
オープニングのタイトル曲は、60年代のドナルド・バードがやってたようなハードバップ的なジャズ。ジャズか、、と思ってると次はいきなりビザールでずぶずぶなブルーズが流れ出す。かと思いきや次は甘ーいジャズボーカルの実況録音みたいなのが始まり、、、曲によってはスライの「暴動」的な感じもあったり、とにかくいろんなブラックミュージックが時代を超えてカットアップされてるみたいな雰囲気もあるんだけど、全体を統一してるのはモノラルによる音の悪さ(イイ意味の)。このレコードの中には古いんだか新しいんだかよくわからない本当に絶妙な音響世界があります。宅録ローファイってのとは微妙に違う気がするんですよね。古いジャズやブルース、ロックへの極端な執着と異常な愛情。
「ぶっとんだぜ。このアルバムは俺がこれまで聴いた中で最高のアルバムの一枚だ。」と、オアシスのノエル・ギャラガーも言ってるそうです。ものすごくひねりのないコメントですね。たしかにぶっとぶんだけど。聴かなきゃわからないので、是非一度聴いてみてください。
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