結局一番見たかったロス・ロボスは飛行機が遅れたとかなんとかで見れず。。。3日目には出演したらしいけど僕は2日目の自分のステージが木道亭で終わったあとすぐに東京に戻らなければいけなかったので、、(泣)。今回のラインナップの中で見たかったスティール・パルスは自分の出番とかぶっていたため見れず、ロス・ロボスもそんなことで見れず、ギャング・オブ・フォーも見れず。。唯一ちゃんと見れたのは初日のThe Pogues!。実は彼らが全員でちゃんと活動してた頃僕は九州に住んでたのでライブを見たことはなかったのです。なので今回が生ポーグスは初。もちろんレコードは持ってたけど僕が東京に来て浪人生活も終わり落ち着いた頃にはボーカルのシェーンはアル中で脱退、、とかそんな時期だったと思う。時期的にはあんまり定かじゃないけどネグレス・ベルトのボーカルのエルノがオーバードーズで死んじゃったのも同じような頃だった気がする。なんか好きだったバンドが次々に活動しなくなるなーなんて思ってましたね。
僕が大学に入りたてのころに洋楽でよく聞いていたのはポーグス、ネグレス・ベルト、トム・ウェイツ、フェアグランド・アトラクション、クラッシュ、スペシャルズ、ラウンジ・リザーズ、そして友達にカセットにダビング(古!)してもらったNo New yorkではコントーションズ、ソロを出し始めたアート・リンゼイ(当時はDNAはあんまり好きじゃなかった)。ほかにはスカとかレゲエは聴いてたし、アフロやカリプソを聴き始めたころだったり。まだあんまりジャンルとかよく分かってなかったからなんとなく面白いと思った順に手当たり次第聴いてたんでしょうね。今から思うとめちゃくちゃだけどなんとなく筋は通ってるような。。
当時リアルタイムではアシッド・ジャズムーブメントが起こりつつあっっていろいろ聴いては見たあげく古いジャズファンク(レア・グルーブ)は別として新しいものではガリアーノの1stくらいしかいいと思ったものはなくて、やっぱり同じようなものばかり聴いてた気がする。ジャズだったら結局古いものの方が好きだったし。よく考えるとその時点ですでに微妙にリアルタイムじゃないんですよね。上にあげたバンドでちゃんとライブをリアルタイムで見たことのあるのって一つもない。。僕が一番そのへんを聴いてた時彼らのほとんどはそのちょっと前に活動を停止してたり次のことをしてたり。ダブフェイの他のメンバーは昔ポーグス見た、とかフェアグランドも見たとか言ってるけど。高校生の時にライブを見るために鹿児島から東京まで行くっていう発想はなかったしなー。
そんなこんなで今回ポーグスとエディ・リーダーを見れたのは良かった。とはいうもののポーグスのライブはぐずぐずで、シェーンは一応ちゃんと出てきたものの酒瓶片手にべろべろになってて、もう片ほうの手にはタバコをもってぜんぜん声が出てなかった。。"Thousands Are Sailing"とかシェーン歌わないで袖に引っ込んじゃうし、アンコールでやった"Fiesta"もろくに歌ってなかったし。「あぁやっぱりもう歌えないんだ、、、」みたいな悲しさはありつつそれでもライブは往年のヒット曲のオンパレードだったしそんなぐずぐずかげんも含めて面白かった。なんか人生劇場を見たって感じ。でも一番ぐっと来たのはポーグスが出てくる前にBGMでクラッシュの”ストレート・トゥ・ヘル”が流れた時かも。涙腺直撃でした。。その中をあのダメおやじ達が大喝采をあびながら。。。それだけで充分だったり。なんだかんだいいつつ良かったのでした。
エディ・リーダーはロス・ロボスが空けたグリーンステージを急遽やることになってフェアグラウンド時代の曲(パーフェクト!)をやっててこっちはちゃんと歌ってたんで普通に感動しました。あと夜中にパレス・オブ・ワンダーで見たスカ・クバーノのライブが凄かった。超おもろい!あれは見れてよかったなー。日本盤のファーストはダブフェイと同じスピードスターから出ててジャケットはタミーが描いてます。
僕らのライブはと言えば初日の木道亭(屋根無し)は途中から結構な雨が降って見てるお客さんも演奏してる僕らもずぶぬれに。。フジは今ではかなりの数のステージがあるけど屋根がないのはここだけなんじゃないかなー。翌日は日高さんがブルーシートで屋根をつけてくれてましたけど。そういうわけでコンディションはそんなに良くなかったけど、内容は良かった!、と思う。そういう時ってやる側もテンションが高くなるしもうずぶぬれになってたりすると髪型とかカッコウとか余計なことに気を使わなくなるんで多分演奏に集中するんでしょうね。初日一回木道亭でやった後ちょっと休憩してすぐアバロンフィールドでライブ。こちらもそんなに大きなステージではないんだけど人もいっぱい集まってくれて楽しいライブでした。
先週出演した池上本門寺のステージはフジのフィールド・オブ・ヘブンと同じもの(池上終わりで苗場に持って行ったそうです)だったけどステージって大きければいいってものじゃないんだと思いました。2日間で3ステージ。なんと全部見に来てくれた人もいたりしてうれしかったです。ステージがあんまり大きいとそういうのもわからなくなっちゃうんです。物理的にお客さんとの距離が離れてるからひとりひとりがよく見えないので。演奏してる僕らがその時間裏でやってるスティール・パルス見たいーーなんていってるくらいいいのをそこら中でやってるのに、それを見ずに小さなステージでやってる僕らを見に来る人が少なからずいるって事実はね。やっぱりうれしいです。素直に。
去年は2日目が終わってそのまま岡山の『真夏の夜の夢』(今年はダブフェイが出たやつ)にショーロで出演してたんですが、今年はUNITでPlasticSexとDeath Comet Crewのライブのイベントを僕がやってたので新幹線で帰ってそのままオールナイトに突入。。どちらも80年代から活動する伝説のバンドですからねー。僕的には2バンドとも見れたことが良くて盛り上がったり、でもイベント的にはトラブルが発生して大変だったり。。結局あまりにも疲れすぎて翌日は20時間以上爆睡。。。。さすがに自分でもよくそんなに寝れたなと思うけど、20時間も寝るとね、完全にタイムスリップですよ。俺の8月1日はどこへ???今いろいろ思い出しながらこの日記を書いてるわけですが一気にいろんなことがありすぎてもうワケわかんないですね。。。カオスです。
うん、私も現役ばりばり時代のポーグス、フェアグラウンドアトラクションを見たクチさ(お仲間と共に)。
フジロックに来てたんだね。→こういうことさえもチェックしとらんかった。
シェ―ンが歌を歌わないっていうのは結構悲しいかもなあ、見たらちょっと残念に思ったかも。
エディ・リーダーはレコードと同じ歌声で歌うんですごくびっくりしたのを覚えてる。本当に歌が上手いと思った。高木が何気にエディ・リーダーと仲良くなってたのを思い出したよ。
仕事、大変そうだね。がんばってくり。
フジロックおつかれさんでした~。
Posted by: ぱっち | Tuesday, 02 August 2005 at 19:08