講師として話をしてもらったのは中南米音楽というレコード屋さんをやっている、日本でブラジル音楽を語らせたら右に出るものはいないケペル木村さんと、鎌倉のカフェ・ヴィブモン・ディモンシュの堀内さん。2人にSALOONのDJブースの中に座ってブラジル音楽の最前線についてトークしてもらったわけですが、内容が面白くてすごい勉強になりました(笑)。ちょっとした学生気分。
8月26/27日とUNITでのライブのために来日するRamiro Musotto(ハミロ・ムソット)という人は日本ではソロアーティストとしてはそんなに認知されてないと思うんですが、80年代から活動してるパーカッショニスト・プロデューサーで、これまでにカエターノ・ヴェローゾとかジルベルト・ジルをはじめレニーニとか最近のブラジル系のアーティストで新しいことをしてる人たちのところには大体リズム・プロダクションなどで関わってます。パーカッショニストとしてはビリンバウが専門ですが、皮もののパーカッションだけでなくドラムも叩けるしプログラミングも出来るしかなりマルチな人です。
彼はもともとはアルゼンチンの人なんですが、バイーアの方に移り住んでブラジル人よりブラジルらしい音楽を作り続けいていて、伝統的なビリンバウを追求しつつテクノロジーも積極的にとりいれているところがクールでいい感じ。ビリンバウはスチール弦を張った竿とひょうたんから出来ているんですが、竿とひょうたんをそれぞれ150セットくらい常備していて常に最適な組み合わせを研究してるって言ってたし外からブラジルに来た人だけに、研究熱心なんでしょうね。古いブラジル音楽にもすごい詳しいらしいです。
最近日本版もリリースされたCDとLive DVDは、そういった打ち込みと映像を絡めたものでモダンでかっこいいです。まさに新世代って感じ。来月来日したときはライブの翌日彼自身がビリンバウとサンバ・ヘギのワークショップをやる予定なので習ってこようと思ってます。
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