「あの」ジプシー・キングスの新作が出た。いまさら?なんて思ったらどっこいこれがすごい。ノラ・ジョーンズや、カサンドラ・ウィルソンのプロデュースで知られるクレイグ・ストリートがプロデュースし、スタジオではなくフランスの片田舎の農家の納屋に機材を運び込んで作ったと言うこの作品は、アルバムタイトルどおりの”ルーツ”ミュージック。こういうことが出来るのも、技術の進歩で機材がコンパクトになってきたおかげもあると思う。近代ジプシーギターの偉人、ジャンゴ・ラインハルトの名曲のカバー”Nuages”も入ってるし、ギターやパーカッションの響きを含め、なにより音がいい。
ベテランが自分より若くていいプロデューサーと組んで仕事をするっていうのは、ウィリー・ネルソンやロス・ロボス、ライ・クーダー絡みのブエナビスタなんかもそうだけど、時々とんでもない名作を生むんですねー。最先端のルーツミュージック。これを聴く時はビールのCMとかは忘れた方がいい。ポップミュージックも時代の流れは確実にアコースティックな方向へ向いている、ということを実感させられる一枚。ジャケットがちょっとNonsuchっぽいので、ここのところ傑作を立て続けにリリースしているNonsuchにまたやられたか!と一瞬思いました。
ジプシー・キングスの新譜よさそう。正直舐めてた、昨日アマゾンにディランの昔のライブとか諸々注文したけど、ジプシー・キングスという発想はなかったな・・・この文章を読んだら欲しくなった。しかし最近のノンサッチ、ここ1年ハズレなしどれもいいレコード。
そうそうロス・ロボス好きの坂口さんにオススメのレコード、Los Lonely Boys,オースチン・クロニクルで絶賛していたので買ってみたら大当たり。俺はこればっかり聴いてる。これもアコースティック多し。
Posted by: HIDEMUZIC | Thursday, 01 April 2004 at 01:16
今日タワーレコードに寄ったら、アメリカ版(?)はやっぱりNonsuchから出てました。↑上記訂正。さすがノンサッチ・・。
Posted by: Sakaguchi | Friday, 02 April 2004 at 02:09
日本盤はEPICソニーだよね、今日渋谷タワーいったら国内盤しかなくて高いので買うのやめた。アマゾンにしようと思う。
ノンサッチの話をすると、デビット・バーンの新譜もいいよ、いよいよ来月はウイルコも出ます。。。
Posted by: HIDEMUZIC | Friday, 02 April 2004 at 02:50